ヒースコーポレーションはデジタル電化製品および家庭用デジタル機器の卸販売を行なっています。

プレスリリース

報道ニッポン 2005年2月号 特別企画「再生日本」 掲載記事より

KEY PERSON

廣川年明社長

「秩序とパワーが会社経営の両輪」

誠実な姿勢で更なる事業の拡大を目指す

廣川年明 Toshiaki Hirokawa
(株)ヒースコーポレーション代表取締役社長

「会社内をうまく機能させ、対外的な信用を得るためには『秩序』が必要で
会社を更に発展させるには『パワー』が必要。
それが会社の維持・発展に欠かせない両輪でしょう」と
『ヒースコーポレーション』の廣川社長は語る。
社長自身がこの理念を誠実に守り続けることで範を示し、
その思いにスタッフ全員が応える― きっと同社はそのような形で発展してきたのだろう。

企業家たちの横顔に迫る

石橋正次氏

斬新なビジネスで更なる事業拡大を図る

代表取締役社長 廣川年明

(ひろかわ・としあき)氏 新潟県柏崎市出身。東京の大学に進学し、卒業後は電気関係の会社でサラリーマンとして二十数年間勤務。その後、あるきっかけから独立し、平成11年11月11日に『ヒースコーポレーション』を設立する。

HI-SSロゴ 株式会社ヒースコーポレーション

東京都町田市森野1丁目32-12 森谷ビル5F
TEL 042-720-2930 FAX 042-720-2959
E-mail: hirokawat@hi-ss.co.jp

インタビュアー 石橋正次

電化製品など海外仕様の商品を輸入し、販売店に卸している『ヒースコーポレーション』。日本人ではなく、日本在住の外国人を対象とした新しいスタイルで売り上げを伸ばし、設立以来5年連続で右肩上がりの成長を続けている。本日はそんな同社を俳優の石橋正次氏が訪問し、同社社長・廣川年明氏のこれまでの歩みや、新しいビジネスを生むための発想法などさまざまなことを伺った。

石橋 会社を設立されたのはいつですか。

廣川 5年前になります。それまでは20数年間サラリーマンとして海外駐在や転勤などを繰り返していました。そうしてたくさんの方と接していたのですが、あるとき海外の企業の方から、「日本に代理店を置きたいんだが、誰か紹介してくれないか」と言われたんですよ。そこで一念発起し、私自身がそれに手をあげることにしたんです。平成11年の春から準備を始め、正式に設立したのは同じ年の11月11日、私の息子の誕生日に合わせました(笑)。

石橋 現在は具体的にどのようなお仕事をされているのでしょう。

廣川 基本的にはメーカーと販売店の間をつなぐホールセーラーですが、当社では日本人向け国内商品は扱っておらず、日本在住の外国人の方をターゲットとしているんですよ。ビジネスマンやツーリストなど、非常にさまざまな外国人の方が日本に滞在しておられます。ですから当社では、そうした方々に、海外仕様の商品を提供しているんですよ。なお、扱っている商品は電化製品などのハードが中心となります。スタッフは現在、この場所に6名いて1人は外国人です。それ以外に沖縄に2名、ヨーロッパに2名、韓国に2名。それと本州のいくつかの拠点にも配置しています。

石橋 とても珍しいお仕事ですね。では当然米軍などとも?

廣川 ええ。在日米軍の軍人や外交官、及びその家族にも利用頂いています。お陰様で売り上げもこの5年間順調に伸びています。ですが、市場性から考えると、まだまだ伸びる余地はあると思っているんですよ。隙間マーケットではありますが、そうした隙間こそが我々中小企業生きていくための道なのだと考えています。

廣川社長と石橋氏

石橋 とても斬新なビジネスだと思いますが、そうした発想を生む秘訣などはありますか

廣川 抽象的なのですが、「集中して考えること」だと思います。今のマーケットはどのように動いていて、どうすればその中で生き残っていけるかを集中して考える。そうすれば、あるとき、フッと新しいアイディアが閃くものなんです。そして新しいアイディアが閃いたらそれを実践に移す。実践するためには「戦術」が必要ですが、色々な情報を摂取し「集中して」考えれば、新しい戦術も生まれてくるはずです。そして、最も大切なのはそうして生まれた事業に集中することです。中小企業やベンチャー企業の場合、いろんな事業に手を出しているとすぐに潰れてしまいますからね。

石橋 なるほど。では実際に企業を経営するにあたって大切にされていることと言いますと?

廣川 経営者自身がしっかりとした倫理観を持ち、秩序を遵守することですね。それができて初めて社内のマネージメントができるし、対外的にも信頼が得られる。そしてもう1つ、会社を発展させるためには「パワー」が必要です。「パワー」とはすなわち、販売会社なら販売力、製造会社なら製造力というような、それぞれの事業内容における「力」のことです。「秩序」と「パワー」、それが企業の維持と更なる発展に欠かせない両輪でしょう。

石橋 きっと社長はそうした言葉の模範となられているのでしょうね。ではこれから起業される方に対するアドバイスなどはありますか。

廣川 私が言えるのは「自分は何ができるのかをしっかりと見極めること」です。ベンチャー企業や中小企業の場合、経営者の手腕が多くを決定します。ですから、自身の知識や経験、人間関係などを総合的に判断して、得意分野をしっかりと見極めることが重要でしょう。かく言う私もサラリーマン時代の経験をもとにして、そのレールの上を進んでいます。

HI-SSスタッフと石橋氏

石橋 なるほど。自身の能力を把握し、それを最大限に活かす、ということですね。それでは、最後に社長の今後の夢を。

廣川 『ヒースコーポレーション』の「ヒース」は「HISS」のことで、Hは「廣川」、Iが「インターナショナル」、そしてSSが「セールス&サービス」を意味しています。現在は海外仕様の商品を日本で取り扱っていますが、将来的には海外でも販売とサービスができるようにしたいですね。―この社名にはそんな夢が込められているんです。ですから、今後もその夢に向かって一歩一歩進んでいきたいですね。

(2004年11月取材)

事業成功の秘訣

●集中して考え、逆境をチャンスに変える

▼事業を成功に導くことができるのはどんな経営者か?―「忍耐強い人」、「発想力豊かな人」など、さまざまな答えが考えられるが、「逆境をチャンスに変えることができる人」というのも、答えの1つに挙げられるだろう。そして、『ヒースコーポレーション』の廣川社長も、逆境をチャンスに変え事業を成功させた1人である。

▼「バブル期などの景気の良い時期であれば、私どものようなベンチャー企業の参入は難しいものです。しかし経済が低迷し、たくさんの企業が「少しでも商品を販売したい」と考えているときならば、隙間マーケットが行かせる最大のチャンスなのです」と社長は語る。事実、同社はこの不況の時代に、ベンチャー企業として5年連続右肩上がりの成長を続けている。社長はまさしく逆境をチャンスに変えたのである。

▼しかし、ただ漫然と待っているだけでは逆境は逆境のままで、チャンスには変化しない。ではどうすればよいか? 社長はその問いに「集中して考えることです」と答える。現在のマーケットの状況や今の自分にできることを集中して考えていれば、やがてアイディアが閃き、アイディアが閃けば、今度はそれを実践するための戦術を集中して考える。そして、そうして作り上げた事業に集中的に取り組むのである。

▼「集中して考えること」―漠然とした言葉ではあるが、その中にこそビジネスにおける成功の秘訣が眠っているのである。

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